GPTで財務レポート作る - AI家計分析完璧ガイド
AIとExcelの出会い!Claudeが整理した家計簿をスプレッドシートと連動し自動計算システムを作ってみましょう。
はじめに
これまでClaudeを活用して支出内訳を整理し、カテゴリーを分類し、分析も受けてきました。本当に便利ですよね?でも一つ残念な点があります。Claudeとの会話は保存されますが、毎回新しい会話を始めると以前のデータを再入力しなきゃいけないんです。
「3ヶ月分のデータを比較したいけど、どうしよう?」「月別推移をチャートで見たいのに...」こんな悩みがあったら、今こそClaudeが作ってくれたデータをExcelやGoogleスプレッドシートに連動してみましょう!
Excel連動のメリットは明確です。第一に、データが蓄積されます。毎月Claudeに整理してもらったデータをスプレッドシートに追加すれば、1年分、2年分のデータが溜まります。第二に、チャートを簡単に作れます。月別支出推移を折れ線グラフで、カテゴリー別比重を円グラフで一目で見られます。第三に、自動計算が可能です。Excel関数を活用すれば平均、合計、比率等が自動計算されます!
Claudeの賢い分析能力とExcelの強力なデータ管理機能を合わせれば、プロレベルの家計簿システムを作れます!
AI家計簿をExcelに移す
実践例1: 基本表作り
私の入力:
3月支出内訳をExcelに貼り付けられる形式で作って。
3月支出:
03/01 スタバ ¥650
03/02 ファミマ ¥1,230
03/05 イオン ¥8,900
03/07 Uber Eats ¥2,200
03/10 タクシー ¥850
Claudeの回答:
Excel コピー用形式(タブ区切り):
日付 店名 カテゴリー 金額
2025-03-01 スタバ 食費(カフェ) 650
2025-03-02 ファミマ 食費(コンビニ) 1230
2025-03-05 イオン 食費(スーパー) 8900
2025-03-07 Uber Eats 食費(デリバリー) 2200
2025-03-10 タクシー 交通費 850
使用方法:
- 上の表を全選択(Ctrl+A → Ctrl+C)
- Excel開く
- A1セルに貼り付け(Ctrl+V)
- 自動的に列が区分されます!
CSVファイル形式(より互換性良い):
日付,店名,カテゴリー,金額
2025-03-01,スタバ,食費(カフェ),650
2025-03-02,ファミマ,食費(コンビニ),1230
2025-03-05,イオン,食費(スーパー),8900
2025-03-07,Uber Eats,食費(デリバリー),2200
2025-03-10,タクシー,交通費,850
使用方法:
- メモ帳に上の内容コピー
- "家計簿_2025_03.csv"で保存
- Excelでファイル開く
- 自動的に表形式に変換!
💡 ティップス: 金額にカンマ入れたい?
Excelに貼り付け後:
- 金額列全体選択
- 右クリック → "セルの書式設定"
- "数値" → "通貨"選択
- 自動的に¥650形式に変更!
実践例2: 月次レポートExcelテンプレート
私の入力:
3月家計簿データをExcelテンプレートで作って。
収入:
- 給料: ¥320,000
- 副収入: ¥15,000
支出:
- 固定支出: ¥109,000
- 食費: ¥55,500
- 交通費: ¥12,000
- 買い物: ¥14,500
貯蓄: ¥80,000
Excel関数も教えて。
Claudeの回答:
📊 Excel家計簿テンプレート
Sheet 1: 月次要約
A列: 項目 | B列: 金額 | C列: 比率
A B C
月次家計簿要約 (2025年3月)
[収入]
給料 320000 =B4/B8
副収入 15000 =B5/B8
所得税/社会保険 0
総収入 =SUM(B4:B6) 100%
[支出]
固定支出 109000 =B11/B18
食費 55500 =B12/B18
交通費 12000 =B13/B18
買い物 14500 =B14/B18
文化生活 0 =B15/B18
その他 0 =B16/B18
貯蓄 80000 =B17/B18
総支出 =SUM(B11:B17) 100%
[決算]
収入 =B8
支出 =B18
純貯蓄 =B21-B22
貯蓄率 =B23/B21
使用方法:
- 上の内容をExcel A1からコピー
- C列の数式は自動計算
- B列に数字だけ入力すればOK!
Sheet 2: 日別支出記録
A列: 日付 | B列: カテゴリー | C列: 店名 | D列: 金額 | E列: メモ
日付 カテゴリー 店名 金額 メモ
2025-03-01 食費 スタバ 650 アメリカーノ
2025-03-02 食費 ファミマ 1230 おやつ
2025-03-05 食費 イオン 8900 買い出し
... ... ... ... ...
[合計]
食費 =SUMIF(B:B,"食費",D:D)
交通費 =SUMIF(B:B,"交通費",D:D)
買い物 =SUMIF(B:B,"買い物",D:D)
総計 =SUM(D2:D100)
SUMIF関数説明:
=SUMIF(B:B,"食費",D:D)
- B列で"食費"を探して、該当するD列金額を全部足す
Sheet 3: 月別推移(3ヶ月)
A列: 項目 | B列: 1月 | C列: 2月 | D列: 3月 | E列: 平均
項目 1月 2月 3月 平均 増減
総収入 320000 320000 335000 =AVERAGE(B2:D2) =D2-C2
総支出 260000 265000 290500 =AVERAGE(B3:D3) =D3-C3
貯蓄 60000 55000 80000 =AVERAGE(B4:D4) =D4-C4
食費 52000 52800 55500 =AVERAGE(B6:D6) =D6-C6
交通費 11500 11100 12000 =AVERAGE(B7:D7) =D7-C7
買い物 18000 16500 14500 =AVERAGE(B8:D8) =D8-C8
増減分析:
- E列: 前月対比増減
- 正数なら増加(赤色)
- 負数なら減少(青色)
条件付き書式設定:
- E列全体選択
- "ホーム" → "条件付き書式" → "カラースケール"
- 赤色(高) - 白色(中) - 青色(低)
Sheet 4: チャート用データ
カテゴリー別支出(円グラフ用):
カテゴリー 金額
固定支出 109000
食費 55500
交通費 12000
買い物 14500
貯蓄 80000
その他 19500
チャート作成:
- 上の表全体選択
- "挿入" → "グラフ" → "円"
- 自動的に比率チャート生成!
月別推移(折れ線グラフ用):
月 収入 支出 貯蓄
1月 320000 260000 60000
2月 320000 265000 55000
3月 335000 290500 80000
チャート作成:
- 表全体選択
- "挿入" → "グラフ" → "折れ線"
- 3ヶ月推移一目で!
💡 便利なExcel関数集
1. 予算対比実績:
=IF(実際支出>予算, "超過", "良好")
例:
A B C D
カテゴリー 予算 実績 評価
食費 50000 55500 =IF(C2>B2,"超過","良好")
2. 貯蓄率計算:
=貯蓄金額/総収入*100
例:
貯蓄 80000
総収入 335000
貯蓄率 =B1/B2*100 → 23.9%
3. カテゴリー別比重:
=個別金額/総支出*100
例:
食費 55500
総支出 290500
比重 =B1/B2*100 → 19.1%
4. 前月対比増減率:
=(今月-先月)/先月*100
例:
2月 3月 増減率
食費 52800 55500 =((C2-B2)/B2)*100 → +5.1%
実践例3: Googleスプレッドシート連動
私の入力:
Googleスプレッドシートで家計簿作りたい。
毎月Claudeにデータ整理してもらって
スプレッドシートに自動追加する方法教えて。
Claudeの回答:
📱 Googleスプレッドシート家計簿作り
1段階: 基本スプレッドシート生成
Googleスプレッドシート接続:
- Google Drive接続
- "新規作成" → "Googleスプレッドシート"
- 名前: "2025家計簿"
シート構成:
- Sheet1: 原本データ(Raw Data)
- Sheet2: 月次要約
- Sheet3: カテゴリー分析
- Sheet4: チャート
2段階: Claudeにデータ依頼
プロンプト:
3月支出内訳をGoogleスプレッドシート用TSV形式で作って。
最初の行にヘッダー含めて。
[支出内訳]
Claude回答(例):
日付 カテゴリー 店名 金額 メモ
2025-03-01 食費 スタバ 650
2025-03-02 食費 ファミマ 1230
2025-03-05 食費 イオン 8900 買い出し
貼り付け:
- 全選択コピー
- スプレッドシートA1セルに貼り付け
- 自動的に列区分!
3段階: 自動関数設定
Sheet2(月次要約)自動化:
A列: カテゴリー
B列: 3月金額
C列: 自動計算関数
カテゴリー 金額
食費 =SUMIF(Sheet1!B:B,"食費",Sheet1!D:D)
交通費 =SUMIF(Sheet1!B:B,"交通費",Sheet1!D:D)
買い物 =SUMIF(Sheet1!B:B,"買い物",Sheet1!D:D)
総計 =SUM(B2:B10)
メリット:
- Sheet1にデータだけ追加すれば
- Sheet2が自動更新!
4段階: チャート自動更新
円グラフ:
- Sheet2のカテゴリー別金額表選択
- "挿入" → "グラフ"
- "円グラフ"選択
- Sheet1にデータ追加時自動反映!
折れ線グラフ(月別推移):
- Sheet3に月別データ準備
- "挿入" → "グラフ" → "折れ線"
- 範囲: 自動拡張設定
5段階: モバイルでも確認
Googleスプレッドシートアプリ:
- Play Store/App Storeで"Googleスプレッドシート"ダウンロード
- Googleアカウントログイン
- "2025家計簿"ファイル開く
- いつでもどこでも確認/修正可能!
リアルタイム同期:
- PCで修正 → スマホに即時反映
- スマホで支出記録 → PCで確認
実践例4: 高級自動化
私の入力:
毎月末日にClaude月次レポート依頼して、
自動的にスプレッドシートに追加するルーチン作りたい。
Claudeの回答:
🤖 月末ルーチン自動化
毎月末日チェックリスト
1日:
[Claudeへ]
先月(例: 3月)支出内訳整理して。
Googleスプレッドシート TSV形式で。
[自分の支出内訳コピー]
2日:
[Claudeへ]
3月月次レポート作って。
- 総収入/支出
- カテゴリー別金額
- 前月対比分析
- 来月推奨事項
3日:
- Claude回答コピー
- スプレッドシート"3月レポート"シートに貼り付け
- チャート更新確認
テンプレート活用
毎月同じプロンプト使用:
[保存用プロンプト - メモ帳に保管]
タイトル: 月末家計簿整理
---
Claude、[月]家計簿整理して。
[月]支出内訳:
[ここにカード明細コピー]
依頼事項:
1. Googleスプレッドシート TSV形式で整理
(日付、カテゴリー、店名、金額、メモ)
2. カテゴリー別合計
3. 前月対比分析
4. 来月改善事項
---
使い方:
- メモ帳に上のテンプレート保存
- 毎月[月]だけ変えて
- 支出内訳だけコピーして貼り付け
- Claudeに質問!
実践例5: 複数アカウント統合
私の入力:
私はカード3枚、デビットカード1枚使う。
それぞれの明細をClaudeに渡せば、
一つのExcelに統合してくれる?
Claudeの回答:
もちろん可能です!次のようにやってみましょう:
💳 複数アカウント統合家計簿
方法1: 順次整理
1段階: カード別整理依頼
[プロンプト1]
楽天カード3月明細整理して。
TSV形式で。
[明細1コピー]
[プロンプト2]
三井住友カード3月明細整理して。
上で整理した楽天カードと同じ形式で。
[明細2コピー]
[プロンプト3]
みずほデビットカード3月明細整理して。
同じ形式で。
[明細3コピー]
2段階: 統合依頼
上で整理した3つのカード内訳を
一つの表に合わせて。
日付順に並べて、
カード名列も追加して。
結果:
日付 カード名 カテゴリー 店名 金額
2025-03-01 楽天 食費 スタバ 650
2025-03-01 三井住友 交通費 タクシー 850
2025-02 みずほデビット 食費 イオン 8900
...
方法2: 一度に統合整理
プロンプト:
3月に使った全カード明細を整理して。
[楽天カード]
03/01 スタバ ¥650
03/05 イオン ¥8,900
[三井住友カード]
03/01 タクシー ¥850
03/07 エネオス ¥8,000
[みずほデビット]
03/02 ファミマ ¥1,230
03/10 Uber Eats ¥2,200
依頼:
1. 日付順並べ替え
2. カード名表示
3. カテゴリー自動分類
4. 重複削除(もしあれば)
5. TSV形式
Claude回答:
日付 カード カテゴリー 店名 金額
2025-03-01 楽天 食費(カフェ) スタバ 650
2025-03-01 三井住友 交通費 タクシー 850
2025-03-02 みずほデビット 食費(コンビニ) ファミマ 1230
2025-03-05 楽天 食費(スーパー) イオン 8900
2025-03-07 三井住友 交通費(給油) エネオス 8000
2025-03-10 みずほデビット 食費(デリバリー) Uber Eats 2200
Excelピボットテーブルでカード別分析
データ準備:
- Claudeが整理した表をExcelに貼り付け
- 全表選択
ピボットテーブル作成:
- "挿入" → "ピボットテーブル"
- "行": カード名
- "列": カテゴリー
- "値": 金額合計
結果例:
カード/カテゴリー 食費 交通費 買い物 合計
楽天カード 18500 0 4500 23000
三井住友カード 0 9500 0 9500
みずほデビット 12300 0 0 12300
合計 30800 9500 4500 44800
インサイト:
- 楽天カード: 食費/買い物中心
- 三井住友カード: 交通費専用
- みずほデビット: コンビニ/少額決済
💡 活用:
- カード別特典に合わせて使ってる?
- 不要なカードは解約?
裏技集
1. クラウド自動バックアップ
- Google Drive: 自動保存
- バージョン管理: "ファイル" → "変更履歴"
- 誤って削除しても復旧可能!
2. 共有機能
- 夫婦家計簿: スプレッドシート共有
- "共有" → メールアドレス入力 → "編集権限"
- リアルタイム同時編集可能!
3. テンプレート複製
- 今年の家計簿完成後
- "ファイル" → "コピー作成"
- "2026家計簿"で名前変更
- データだけ削除して構造維持!
4. モバイルウィジェット
- Googleスプレッドシートアプリ
- ホーム画面にウィジェット追加
- 今日の支出素早く記録!
5. アラート設定
- "ツール" → "通知ルール"
- "スプレッドシート変更時メール送信"
- 配偶者が支出記録時通知!
プロンプトテンプレート
Excel用
[月]支出内訳をExcel形式で整理して。
[支出内訳]
依頼:
1. タブ区切り表(TSV)
2. 最初の行にヘッダー(日付、カテゴリー、店名、金額)
3. 日付はYYYY-MM-DD形式
4. 金額は数字だけ(カンマなし)
CSV用
[月]支出内訳をCSVファイルで作って。
[支出内訳]
形式:
日付,カテゴリー,店名,金額
2025-03-01,食費,スタバ,650
関数含む
[月]家計簿Excelテンプレート作って。
データ:
[収入/支出内訳]
依頼:
1. カテゴリー別合計(SUMIF関数)
2. 全体合計(SUM関数)
3. 比率計算
4. 前月対比増減
まとめ
Claudeが整理した家計簿データをExcelやGoogleスプレッドシートと連動すれば、単なる記録を超えて強力な財務分析ツールになります。今こそAIとスプレッドシートの力を合わせて完璧な家計簿を作ってみましょう!
💡 今日のティップス: Googleスプレッドシートは無料で、自動バックアップされ、どこからでもアクセス可能です。Excelなければ Googleスプレッドシート推奨します!
🎉 シリーズ完結!
10回の"日常のAI - 家計簿"シリーズを読んでいただきありがとうございます。これであなたもAIを活用したスマート財務管理を始められます。小さな実践が大きな変化を作ります。ファイト!